樹木希林

男はつらいよ

山田洋次版にない荒々しさ『男はつらいよ フーテンの寅』03作目(1970)

マドンナ = 新珠三千代 ゲスト = 香山美子、河原崎建三 監督は森崎東。 山田洋次版『男はつらいよ』をたてつづけに観たあとに、 本作を観ると、けっこう違和感を覚えます。 まずは茶の間のフォーメーション。 昔...
監督-か行

映画『そして父になる』是枝裕和監督の“子供”撮りのうまさ。

オープニングから引き込まれた。 小学校入試の親子面接だろうか。 福山雅治と尾野真千子に挟まれて座っている利口そうな少年が、面接官から「夏休みはどこに行きましたか?」と訊かれて、「パパとキャンプに行きました」と答える。 ところがこれが真っ赤な嘘。 後で福山が問いただすと、塾で(!)受験対策として教わったのだそうだ。 ハア、時代はすごいところまで来ているんですねえ。 ベンツに高級マンション、勝ち組エリートの福山親子に突然の災難が襲いかかる。 なんと出産時に赤ちゃんを取り違えたと、病院から連絡がきたのだ。 (以下、ネタバレ全開です) では、福山夫妻の実子は今どうしているのか? リリー・フランキーと真木よう子夫妻と楽しく暮らしているようである。 こちらは福山とは対照的な貧乏電気店。 でも「せまいながらも楽しい我が家~♪」 というノリで、映画では終始こちらの家族寄りで描かれていく。 さっそく病院側も交えて話し合いが行なわれる。 ここで是枝監督ならではの秀逸なシーンが炸裂する。 いきなり話し合いに乱入してきたリリー&真木の子供がおもちゃのマシンガンをぶっ放す。 この時の病院サイドの大人たちの反応が面白い。 「しょうがねえなあ、このガキは」 という感じで、イヤイヤ愛想笑いを浮かべながら死んでいくのである。
邦画-あ行

映画『歩いても 歩いても』(2007・日本) | ネタバレ感想。

『海街diary』が、公開を待たずして話題沸騰中の是枝裕和監督。 今や日本を代表する監督といっても過言ではない。 明日、6月6日が監督の誕生日ということもあり、『歩いても 歩いても』を観た。 うーん、微妙…。 今までに観た2作品、 『誰も知らない』、『奇跡』を文句なしの五つ星!とするならば、 『歩いても~』は星二つというところ。 役者の自由裁量を尊重するのが、是枝演出の特徴と思うのだが、 樹木希林が張り切りすぎの印象を受ける。
監督-か行

『万引き家族』(2018・日本) | 短評。

DVDなら間違いなく2倍速で見ただろう。 だからこそ映画館で鑑賞してよかった。(褒め言葉です) ただ、計算の上で生じた“静謐”ならまだしも、 役者同士のアドリブ合戦による“間延び”は、正直なんとかしてほしい。 いやまあ、あれ...
邦画-あ行

映画『あん』(2015・日本)で学ぶ仕事術

やる気のないどら焼き屋(永瀬正敏)にバイトを申し込みに来た年配の婦人(樹木希林)。 お年を召されているようだし、手もちょっと不自由そうだし、いったんは断わるのだけれど、彼女が作ったサンプルのあんこがビックリするほど美味い! …という...
雑記

2012年4月の鑑賞メーターまとめ | 1位『わが母の記』

2012年4月に観た映画 先月は映画の当たり月でした。 それぞれのベストをあげてみると 以下のようなかんじです。 邦画新作。。。 実写『わが母の記』 アニメ『クレヨンしんちゃん』 洋画新作。。。 実写『ブラッ...
本・作家別-あ行

小説「わが母の記」 井上靖・著 | 消えゆく記憶とどう向き合うか。

邦画-あ行

映画『悪人』 | 演出がいかしてました。

「イカの目玉がアップになって、 目玉の中で回想シーンが始まったんだけど、 どういう意味があるのか分からなかった」 ……どなたかがブログかラジオで言っていたのは、 この映画のことだったんですね。 うーん、たしかにシュールでした。...
雑記

2010年 私的ランキング 映画部門 | 1位「ハートキャッチプリキュア」、2位「SP野望篇」

ついに2010年も大晦日を迎えました。 たくさんの素敵な映画と出会えて、 とてもよい年になりましたことを感謝いたします。 では、さっそく個人賞部門から発表です。 (なんかエラそうだな^^;) 2010年作品部門 ...
邦画-か行

『借りぐらしのアリエッティ』|鑑賞二回目。「CG」と「手描き」について思うこと

CGで造られた凄い映像を観ても、全然感動しなくなった自分がいる。例えばアニメで満月を描く場合、コンパスを使うのと、フリーハンドで描くのでは、なぜかフリーハンドのいびつな月のほうに好感をおぼえる。正しさという点ではコンパスの月のほうに軍配が上がるのに、本当に不思議である。手作り感とでもいうのだろうか。ジブリはそれを狙ってやっていると思うのだけれど、どうなんだろう。
邦画-か行

映画『借りぐらしのアリエッティ』 The Borrower Arrietty 五感を刺激する音と映像。

CG、VFXを駆使したハリウッド映画などで、 人間が高所から飛び降りたりしても特に何も 感じないのに、ジブリアニメで人が落ちそうに なるのを観ると本当にハラハラする。 実写映画と比べ、水はより水っぽく、 食物はより美味しそうで...
本・作家別-あ行

「一流の顔」 岡野宏(著)“のべ10万人以上のNHK出演者の顔をメイクして得た成功の条件”

鏡を見る人は、成功する。 手塚治虫の鼻 松本清張のひげ 遠藤周作のスーツ 市川海老蔵のにらみ 渥美清の百面相 吉永小百合の鼻 永六輔の職人気質 松本幸四郎からの手紙 田中角栄の変貌 パバロッティの心意気 桃...