リリー・フランキー

監督-か行

映画『そして父になる』是枝裕和監督の“子供”撮りのうまさ。

オープニングから引き込まれた。 小学校入試の親子面接だろうか。 福山雅治と尾野真千子に挟まれて座っている利口そうな少年が、面接官から「夏休みはどこに行きましたか?」と訊かれて、「パパとキャンプに行きました」と答える。 ところがこれが真っ赤な嘘。 後で福山が問いただすと、塾で(!)受験対策として教わったのだそうだ。 ハア、時代はすごいところまで来ているんですねえ。 ベンツに高級マンション、勝ち組エリートの福山親子に突然の災難が襲いかかる。 なんと出産時に赤ちゃんを取り違えたと、病院から連絡がきたのだ。 (以下、ネタバレ全開です) では、福山夫妻の実子は今どうしているのか? リリー・フランキーと真木よう子夫妻と楽しく暮らしているようである。 こちらは福山とは対照的な貧乏電気店。 でも「せまいながらも楽しい我が家~♪」 というノリで、映画では終始こちらの家族寄りで描かれていく。 さっそく病院側も交えて話し合いが行なわれる。 ここで是枝監督ならではの秀逸なシーンが炸裂する。 いきなり話し合いに乱入してきたリリー&真木の子供がおもちゃのマシンガンをぶっ放す。 この時の病院サイドの大人たちの反応が面白い。 「しょうがねえなあ、このガキは」 という感じで、イヤイヤ愛想笑いを浮かべながら死んでいくのである。
監督-か行

『万引き家族』(2018・日本) | 短評。

DVDなら間違いなく2倍速で見ただろう。 だからこそ映画館で鑑賞してよかった。(褒め言葉です) ただ、計算の上で生じた“静謐”ならまだしも、 役者同士のアドリブ合戦による“間延び”は、正直なんとかしてほしい。 いやまあ、あれ...