パディントンで英語を学ぼう。「パディントンせりに行く」(03-02)

イラストはマイケル・ボンド・著「パディントンの一周年記念」の中の一編「パディントンせりに行く」より、ペギー・フォートナムによる挿し絵で、パディントンとグルーバーさんが丸テーブルを挟んで談笑している場面です。
Paddington Makes a Bid [Paddington Helps Out] Created by Michael Bond, Illustrated by Peggy Fortnum

「パディントンの一周年記念」Paddington Helps Out
より
「パディントンせりに行く」Paddington Makes a Bid

「パディントン、はじめてのオークション」
の巻です。

友だちの古物商、グルーバーおじさんに誘われて
セリに行くことになったパディントン。
その後ろ姿を見て、お手伝いのバードさんがつぶやきます。

“Just so long as he doesn’t come home with a suite of furniture,” said Mrs Bird as she closed the door. “If he does it’ll have to go in the garden.”
「家具を丸ごと一式もって帰ってこなきゃいいけどねえ」
バードさんがドアを閉めながら言いました。
「そんなことになったら、庭に置かなきゃなんないよ」

 
日本語訳はいつもの通り、私の超適当訳です。
何とぞご了承ください。

ここで恥を告白しなければいけません。

じつは今の今まで、「suite」と「suit」の
区別がついていませんでした。

しかも「suite」を『スートゥ』と
なんの疑問もなく発音していました。

正しい発音は《swíːt》です。
(「甘い」という意味の「sweet」も同じ発音です)

ちなみに「suit」の発音は《súːt》、
意味は、名詞だと「(衣服の)スーツ、訴訟」
動詞だと「似合う」などになります。

☆《a ~》suite of furniture = 「家具一式」

「家具 = furniture」は
不可算名詞なので「furnitures」とはなりません。

家具が「数えられない」名詞だなんて
日本人にはちょっと理解しがたい感覚ですね。

ところで
「スイート・ルーム」
という言葉がありますが、
あれは和製英語で、正しくは
「suite」一語だけのようです。

直訳すると「一続きの部屋」、
寝室、浴室、居間などが揃っている
という意味合いでしょう。

恋人たちが甘いひとときを過ごすための部屋、
というニュアンスで「Sweet Room」
だと思っている人、多そうですね。

誤用なのですが、
イメージとしては
こちらのほうがしっくりくる感じがします。

「suite」と「suit」
と同じような勘違いで、
「learn」(ラーン)と「lean」(リーン)
というのも、かなり長いこと
ごっちゃになっていました。

TOEICの問題集に
「lean into」(身を乗り出す)
という表現がよく出てくるので、
それでようやく気づきました。

セリの会場に着いたパディントンとグルーバーさん。
見ているだけのつもりでしたが、
会場の熱気に押され、だんだんエキサイトしてきます。

あげくの果てには、グルーバーさんを相手に
競り合ってしまうパディントンなのでした。
 


 
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2019年2月の映画鑑賞&読書記録『パディントン』「かくしごと」他