パワー大盛り。「昼メシは座って食べるな!」市村洋文

「昼メシは座って食べるな!」 市村洋文

タイトルを見たときは、寸暇を惜しんで働けということを
別の言い回しにしただけかと思っていましたが、
そんな生やさしいものではありませんでした。

火が出るように熱い本です。
そして内容も面白いことこの上ありません。

大学時代に一億円儲けた話、
校長先生に1500万円損をさせてしまった話、
洋上でスマキにされそうになった話……etc.
途中でやめられなくなって一気に読んでしまいました。

これはめちゃめちゃモチベーション上がりますよ。
何度も読み返して自分のものにしていきたいですね。
超オススメです!

(以下、引用)

試合開始の笛がピーッと鳴ってから、

あわててユニフォームを着たり、
スパイクをはいたりする選手がどこにいるか。
資料を集めたり、仕事相手について調べたり、
企画書をつくったり、そんなことは
試合が始まる前にやっておくべきです。

「何やってるんだ」

「こいつが不法侵入したんです」
「おまえは誰だ?」
「はい、私は野村證券の市村です!」
するとTさんが、
「ほう、野村證券の市村って、おまえか」
あの“能面”受付嬢は、私の名刺をTさんに渡してくれていたのです。
日にちと時間を書き留めて。
だから、50回も通ってきた私のことを覚えてくれていた。
「野村の市村ならいいよ。社長室に入れてやれ」

時間がないとか、効率が悪いとか、

「できない理由」を述べるのは誰でもできます。
でも、成果が出ることがわかっているなら、
四の五の言わずに、とにかくやってみるべきでしょう。
結局、大きな成果を出せるか出せないかは、
能力の差ではなく、その簡単なことをやるかやらないか、
ただ、それだけの違いなのではないでしょうか。

自分では気づいていないだけで、

世の中には服装や格好で損をしている人がたくさんいます。
(中略)
服装や格好は自分の好みで決めるのではなく、
相手からどう見えるか、相手の目線に合わせて選ぶべきです。

でも、株の仕事を離れた今でも、

私は六時出社を続けています。
なぜか。その理由は簡単です。
時間を最大限、有効に使いたいからです。
だから朝六時に来て、一日を「三回転」させています。

運がいいか悪いかをどうやって見分けるか。

これは簡単です。
運が悪い人は、周りにいる人たちを見たらすぐにわかります。
愚痴や文句ばかり言っている後ろ向きの人とつるんでいて、
状況が悪いにもかかわらず、そこに安住しようとしている。
こちらがチャンスを与えても、つかみに来ません。
つまり努力をしない。
でも運がいい人は、みんなに支えられてガッと上昇気流に乗ります。
それはその人がそういう行いをしてきたから、
みんなが応援してくれるのです。

それからさわやかに見えることも大切です。

私が週に一回、必ず床屋に行くのはそのためです。
「そんな短い髪で、どこを切るんだ」
と突っ込みが入りそうですが、
清潔感を保つには、こまめな手入れが欠かせない。
あごやもみあげ、眉など、
プロにきれいにシェーブしてもらって、
そり残しがないよう整えています。
大事なのは、相手に不快感を与えないこと。
相手が「さわやかだな」という
前向きな気持ちになっていただくための気配りです。
そして自分がさわやかな風を連れてやってくれば、
運気も一緒に持ってきてくれる感じがします。
お客様も喜びます。
お客さんは運気や元気がほしいのです。

当たり前のことを、きちんとやることが大事。

(中略)
私も経営者になってみて、この言葉が身にしみてわかります。
小さいことをやらせてみると、
この人間は大きな仕事ができるかどうかがすぐわかる。
どんなに口で偉そうなことを言っていても、
礼状がきちんと書けないような社員はやはり伸びません。

お酒が入ると、その人の本性のようなものが見えてきます。

(中略)
中には人が変わったようにお酒に飲まれる人もいます。
そういう人とは絶対にビジネスをしません。

夫婦は「合わせ鏡」です。

もし自分の夫がたいしたことがなければ、
それは自分がたいしたことがない女だから。
夫の悪口を言う女性がいたら、私は遠慮なく言ってやります。
「前に座っているだんなはあなた自身だよ。
あなたのレベル以上の人とは一緒になれないよ」と。

相手が怒っていても逃げてはいけない。

だって殺されるわけではないのですから。
逃げずにちゃんと行けばいい。
そして本心からあやまることです。
逃げないほうが、結局はいい結果を引き寄せられます。

もう上司に怒られてもいいや、という投げやりな人は、

そのうち売ることすらしなくなります。
怒られている間だけ、下を向いて我慢していればいい。
でも私は与えられた目標をきっちりクリアしようと思っていました。
目標を一つ一つクリアしていくことが、
次のステージに上がれる方法だと信じていたからです。
だって、考えてもみてください。
「売れなくてもいいや」と思う人と、
「絶対に売るんだ」という人では、意気込みが違う。
それを毎週のサイクルで繰り返していたら、
一年もたてば、ものすごい差になってしまいます。

よく、「サンダルばきで富士山に登った人はいない」と言います。

富士山の頂上に到達できるのは、
「富士山に登ろう」と思って登った人だけです。
(中略)
たまたま成功した人などいません。
「富士山の頂上に行こう」
「あの山のてっぺんを目指すのだ」
そう思って、そのための準備もし、トレーニングもして、
つらくても歯をくいしばって山道を登るから、頂上にたどりつける。
ひたすら頂上を目指すという、
その思いがあるからこそ、何くそと頑張れる。
すべては思いの強さから始まっているのです。

親は自分の守り神です。

生きている守護神。
いつも自分を気にかけ、心配してくれるありがたい存在です。
もっと言えば、自分が今ここに存在しているのは、
親をはじめ、連綿と続いてきた先祖がいたからです。
今、自分はここに先祖の代表として存在しているのです。
ならば先祖の代表として恥ずかしくないよう、
一生懸命生きるのが当たり前です。
そんなこともできないような人に、組織を運営したり、
ビジネスを切り盛りしたりすることなどできるわけがない。

初めてもらった初任給は自分のものではない。

自分を社会人にまで育ててくれた親のものです。

一度、妻に聞いたことがあります。

なぜ、こんな男と一緒にいてくれるのかと。
彼女は答えました。
「私は親の反対を押し切ってここに来たの。
私にはもう帰るところがない。
だから、あなたと仲よくしなくちゃいけないの」
私は絶対にこいつを幸せにしようと心に誓いました。
だからモーレツに働きました。