「邦画-た行」の記事一覧です。
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映画『隣の八重ちゃん』(1934) 松竹のキーノート的作品。
11月26日は女優・高杉早苗さんの命日です。 高杉さんの映画デビュー作は『隣の八重ちゃん』。 この作品は島津保次郎監督にとってもかけがえのないものとなりました。 「家族愛」を主テーマとする、いわゆる“松竹調”路線は 本作...


『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』(1935) 明るいキャラに変身させた山中貞雄。
11月8日は、山中貞雄監督の誕生日。 今年が生誕目にあたります。 代表作『丹下左膳余話 百万両の壷』は 1935年公開。 すでにの月日が流れました。 タイトルから想像するに、 百万両の壺をめぐっての ギラギラした争奪戦...


あなたはこの問題が解けますか?上田教授だけが解けた難問です。『トリック TRICK 劇場版』(2002)
明日、11月3日は 堤幸彦監督の誕生日です。 ということで、久々に 『トリック 劇場版』を観てみました。 今回はレビューではなく趣向を変えて。。。 劇中、かなり面白い論理クイズがあったので ここに再現してみたいと思います...


映画『豆富小僧』ツンツンすると、プルプルします。
明日、11月2日は女優の 深田恭子さんの誕生日。 ということで、彼女が声の主役を務めた 『豆富小僧』を振り返ってみましょう。 とにかくプルプルしてます。 人はプルプルを見ているだけで 幸せな気分になれるみたいです。 ...


銀子たちがいた頃。映画『泥の河』(1981・日本)
性を売って生計を立てている母親を持つ姉弟と、 うどん屋の子どもとの、束の間の友情を描いた作品です。 原作を読んだのは昔のことなので、 あまり覚えていないのですが、子どもたちが使う関西弁が とても柔らかく響いてきて心地よかった記憶...


『妻よ薔薇のやうに』(1935) 父のふところはいつも娘のためにあけてある。
都心のオフィスで颯爽と働く千葉早智子が格好良い。 ネクタイ姿も決まっている。 恋人の精二(大川平八郎)との軽妙なやり取りが、この映画をほのぼのとさせている。 あらすじ (完全ネタバレしています) 君子(千葉早智子)の父親は...


『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』(2014)| こんな愛くるしい生きもの観たことない。
のび太がペコという小さな野良犬を拾ったことがきっかけで、とてつもない大魔境に放り込まれてしまう、というお話。 原作はもちろん藤子・F・不二雄先生。 どしゃ降りの夜の街をずぶ濡れになりながら、とぼとぼ歩く子犬のペコ…という胸がキ...


映画『男性対女性』(1936) メガネッ子、田中絹代。
※ トップのイラスト写真は映画とは無関係です。 明日、9月18日は島津保次郎監督の命日。(1897-1945) ということで『男性対女性』を観賞した。 高峰秀子の顔が見える。 あるときはチャイニーズ・ドレス姿、またあるときは...


映画『東京の英雄』(1935・日本) 清水宏監督の社会派ドラマ。
オープニングで子どもたちが空き地で遊んでいたり、 ほのぼのとした雰囲気で始まるのでホームコメディかと見誤ってしまった。 さらにタイトルが『東京の英雄』ときているので、 『花形選手』か『大学の若旦那』のノリを期待された方も多...


映画『大学の若旦那』(1933・日本) ネタバレ感想。
大学ラグビーのスター選手でもある、醤油問屋の若旦那が活躍する話で、後にシリーズ化された…そうだが、今ひとつ嵌まれなかった。 その理由の一つめは、 暴力シーンが多いこと。 今とは時代が違うのだから、その一事をもってこの映画を否定...


格差社会を生き延びるための映画『東京難民』(2014・日本)
知人から「これはいいよ」と薦められて、 監督もキャストも知らないまま観始めた。 これは一気に引き込まれた。 主人公らしき青年が河原でボコボコにされるシーンから始まる。 どこにでもいそうな大学生が、ここまで墜ちた顛末がこれから語ら...


『同級生』(2008・日本)19点。ネタバレ感想
瞬く間にトップ女優の座に登りつめた感のある桐谷美玲。 本作でも光り輝いている。 見所はそれくらいか。 まさか初の10点台を深川栄洋監督作品に献上するとは夢にも思わなかった。 映像はいつものごとく綺麗だけれどね。 兄弟(?)...


『体育館ベイビー』(2008) シャツを脱ぐ必要性。
ボーイズラブ系はどうも苦手。 いや、断定はできないけれど、 必要ないのにシャツを脱ぐのは そういう人たちへのサービスなのかなと。 『同級生』という映画と対になっているそうなので、そちらに望みをかけよう。 “映像の貴公子"深...


『劇場版チェブラーシカ特別版 コレクターズエディション』| 中村誠監督の手記が素晴らしいです。
2010年12月に公開された、劇場版チェブラーシカは 直前に「くまのがっこう」との併映が決まったため、 当初の予定より20分近くカットされました。 当時、完全版が上映されたのは、日本では3館のみ。 多くの人が、今回の完全版の発売...


映画『ツレがうつになりまして。』| ココロがポカポカしてきまして。
前半は、これは厳しいかなと思いながら観ていましたが、 中盤からグングンと良くなっていき、観終わったときには 早春の日差しに包まれたような心地でした。 なので、ツッコミは一切封印して(笑)良かったところを挙げていきます。 まず、タ...